『L'Equipe』は18日、「スポーツ仲裁裁判所は、ミランのヨーロッパリーグ追放についての判決を下す」と報じた。
先日、ファイナンシャル・フェアプレー制度の違反によって、UEFAからヨーロッパリーグからの追放を言い渡されたミラン。
その理由は経営の持続性に疑問が残っていたためであると報じられていた。
しかしそのオーナーを務めていた中国人実業家のリー・ヨンホン氏は、債務不履行のためすでにクラブの経営権を失っている。
現在はアメリカのヘッジファンドであるエリオット・マネージメントが経営権を持っており、改革を進めている状態にある。
ミランはそのUEFAによる処分を不服としてスポーツ仲裁裁判所に訴えを起こしており、19日に聴聞会が開かれることになった。
そこにはミランの弁護士とUEFAの代表者が出席し、19日の午前9時半(スイス時間)から審理が始まるとのこと。
経営の母体が移ったことによって、大きく内部の状況にも変化があるミラン。
この訴えが認められれば少なくとも処分保留にはなるため、ヨーロッパリーグへの出場が一発逆転可能になる。