2003年に18歳でアーセナルに加入したことで知られるスイス人DFフィリップ・センデロス。
190cmという体格に加えて知性にも優れ、将来のアーセナルのキャプテン候補だと期待された。ヴェンゲル監督にも高く評価されていたセンターバックだった。
しかしながらアーセナルではなかなか一貫性あるプレーをすることが出来ず、ミランやエヴァートンへのローンを経て2010年に退団。昨年からはアメリカのヒューストン・ダイナモに所属している。
なぜ豊かな才能を持っていたセンデロスはプレミアリーグで成功を収められなかったのか?
コンビを組むこともあった元フランス代表DFウィリアム・ギャラスは『RMC』で以下のように話したという。
ウィリアム・ギャラス
「私はフィリップ・センデロスのことをよく知っていた。試合の前には、彼はたくさんの会話を必要としていたんだよ。
みんな、彼がとにかく多くの汗をかいているところを見ていたよ。気分が悪そうにね。特に、一部の選手を相手にするときはそうだった。
チェルシー戦の前、ディディエ・ドログバと対戦する前には、彼は本当にパニックになっていたよ。プレーする前なのに、すでに試合をやっているかのように。
残念ながら、彼はピッチの上でもそのように見えただろう。選手としての技術を失ってしまい、いいプレーができなくなってしまった。
ただ、彼は練習でプレーするときはもっと高い力を発揮できたんだよ」