ベレーザでも代表でも、最注目選手は21歳のMF三浦成美!

そして、今最も注目すべきタレントは、ワンボランチとなるアンカー役を担うMF三浦成美である。

下部組織出身で21歳の三浦は、大黒柱・阪口の負傷によりレギュラーに抜擢。そのまま6月にはなでしこジャパンに初招集され、すでにデビューまで果たしている。

男女問わずダブルボランチが根付く日本サッカー界にあって、中盤の底でアンカーとして1人で的確なポジショニングを取り続けられる選手は貴重な存在だ。パスワークを円滑にし、セカンドボールを回収し、攻撃時は縦パスを、守備時はインターセプトを狙う。この役目は代表クラスが揃うMF陣の中でも、それまで控えMFに過ぎなかった三浦が最も適している。

それを見逃さずに一気に代表に招集したなでしこジャパンの高倉麻子監督の判断にも恐れ入ったが、すでに下部年代の代表チームを指揮している際に指導した愛弟子でもある。

ベレーザの進化はなでしこジャパンの進化にも直結しそうなだけに、まだ経験の浅い三浦の成長と進化を楽しみにしつつ、日本の女子サッカーの未来=「ポゼッション」と「サイド攻撃」の融合に注視しつつ、佳境に入ったなでしこリーグを楽しみに観戦しよう!

そして、マンチェスター・シティファンの方々にも日本の女子サッカー界に似たようなスタイルを披露するチームがあることを是非とも観ていただきたい!

筆者名:新垣 博之

創設当初からのJリーグファンで女子サッカーやJFLを取材するフットボールライター。宇佐美貴史やエジル、杉田亜未など絶滅危惧種となったファンタジスタを愛する。趣味の音楽は演奏も好きだが、CD500枚ほど所持するコレクターでもある。

Twitter: @hirobrownmiki

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