アブディエル・アローヨ

デリー・バルデス兄弟のような怪物級FWを輩出するパナマだが、現在の代表で一番「個人能力」に優れているのはこの選手かもしれない。

愛称はずばり“弾丸”。その名の通りロケットのようなスピード、踊るような仕草のドリブルで、対峙した相手を幻惑するアフリカ人タイプのアタッカーである。

そのスケール感たっぷりのプレーがスカウトの目に留まり、2016年、22歳の時にクロアチアへ。わずか半年で退団することになったが、欧州でプレーした経験が生き、その夏に行われたコパ・アメリカ・センテナリオで“本気”のチリ代表からゴールを記録した。

この2年間はコロンビア、ウルグアイ、コスタリカと移り、望むような成果をあげられていない。しかし今夏、中島翔哉もプレーするポルトガル1部のサンタクララに加入し欧州再上陸を果たしている。

日本はおろかアジアにもほとんどいないタイプだけに、Jの舞台で見てみたいものだ。

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