社会人サッカーチームの北海道十勝スカイアースは20日、同クラブの代表取締役社長を務める藤川孝幸氏が15日に死去したことを発表した。享年56歳。
1980年に読売クラブへ加入した藤川氏は、Jリーグ開幕時にヴェルディ川崎(現東京ヴェルディ)を支えたGK。菊池新吉氏が守護神に君臨していたため出番は限られていたが、ヴェルディ人気やJリーグブームの影響もあり露出の多い選手だった。
現役を退いた後は、複数のJクラブでGKコーチを務めた他、大学チームで監督も経験し、2017年にJ参入を目指す北海道十勝スカイアースの社長に就任する。
しかし今年4月、昨年末に末期の胃がんで余命3か月と診断されたことを告白。それでも完全復活を誓い、5月には「激励マッチ」も開催されたが、その望みは叶わなかった。
私は幸せ者です。
ベガルタ仙台のサポーターの皆様、
本当に有難う御座います!
必ず癌を完治させまして、
完全復活して参ります!
必ず奇跡を起こします!
皆さん信じて下さい!
完治させて必ずベガルタ仙台の
サポーターに直接御礼に伺います! pic.twitter.com/1ORHG7Sr6J
— 藤川孝幸 (@D89UxTLQBp2cRfr) 2018年4月21日
ヴィッセル神戸の関係者の皆様、
ヴィッセル神戸サポーターの皆様
自然と涙が溢れます!
強い責任感を感じます!
本当に有難う御座います!
心から感謝申し上げます!
皆様の思いを必ず結果と形にしまして、皆様に御挨拶に伺いたいと思います!
必ず癌を克服しまして奇跡を
起こしたいと思います! pic.twitter.com/NjfZaXU00F
— 藤川孝幸 (@D89UxTLQBp2cRfr) 2018年4月22日
北海道十勝スカイアースによると、既に近親者で葬儀を済ませており、後日「お別れの会」を執り行う予定だという。