『BBC』は6日、「リオネル・メッシからユニフォームを貰ったアフガニスタンの少年ら家族は、タリバンの脅威から逃れるために家を離れることを余儀なくされた」と報じた。

2016年、アルゼンチン代表のユニフォームのようにペイントされたビニール袋を着た少年の写真が大きな話題になった。その背中には10番とリオネル・メッシの名前があった。

当初は誰も少年のことを知らなかったが、調査の結果アフガニスタンに住んでいる5歳のムルタザ・アハマディくんだと判明。同時に、彼の家族はイスラム過激派の勢力圏にある南東部の街ガズニーにいることも明らかになったのだ。

これらの話を聞いたリオネル・メッシは、アハマディくんとカタールで面会し、サイン入りのユニフォームを送ったのである。

ところが、それから話はとんでもない方向へと進む。

ムルタザ・アハマディの家には地元の武装組織から脅迫の電話がかかってきたというのだ。メッシから金が送られてきたと思い、それを奪おうとしたのだという。危険を感じた家族はパキスタンで避難所を探していたものの、資金が尽きたためにアフガニスタンへと戻っていた。

しかし今回はさらに状況は深刻になっているようだ。『AFP』の取材によれば、彼の父親は「地元の強盗たちが、おまえたちは金持ちになった、メッシから来た金を払うか、さもなくば息子を誘拐する…と言ってきた」と明かしたという。

彼ら家族はすでに武装組織タリバンのターゲットになってしまっており、今回再び自宅から逃れなければならなくなった。現在彼らは生まれ育ったガズニーを離れ、現在はアフガニスタン首都のカブールに住んでいるとのこと。

まさかメッシの好意が家族を危機に晒すこととなるとは…。彼も心を痛めているはずだ。