12月8日、アメリカ・メジャーリーグサッカー(MLS)の優勝決定戦である「MLSカップ」がアトランタで開催された。

ホームのアトランタ・ユナイテッドは、今季のレギュラーシーズンでニューヨーク・レッドブルズに次ぐ全体2位(東地区2位)。プレーオフでも順調に勝ち進み、東地区決勝でNYレッドブルズを2戦合計3-1で下していた。

一方のポートランドは西地区5位ながら、同2位のシアトル・サウンダーズ、1位のスポーティング・カンザスシティを連続で撃破。決勝でも“アップセット”を目指したのだが、彼らの前に立ちはだかったのが、この光景だ。

アトランタのホーム、メルセデス・ベンツ・スタジアムに集った、73,019人の観衆!

MLSカップは2012年からレギュラーシーズン上位チームのホームで開催。今季1試合平均53,002人を動員したアトランタにとっては、最高の環境で大一番に臨むことができた。

ユナイテッドのオーナーであるアーサー・ブランク氏は、NFLファルコンズのオーナーでもある。2017年に完成した新スタジアムをユナイテッドとファルコンズは共用しており、チームカラーを揃えるなどファンがどちらのチームも応援しやすい仕組みを作り上げてきた。

その結果、アトランタ・ユナイテッドはMLS参入初年度の2017シーズンからリーグ最多の観客動員を記録。また、ファルコンズが今シーズン精彩を欠いていることから、ユナイテッドへの期待はさらに高まっていた。