1997年:W杯アジア第3代表決定戦 vsイラン(○3-2)

選定者:編集部O

2002年のワールドカップ自国開催はすでに決まっていたが、なんとしてもピッチの上で掴みたかった“世界”への切符。

中立地のマレーシア・ジョホールバルで開催された運命の一戦は、中山雅史のゴールで先制したもののイランが逆転。しかしFWの2人同時交代(カズ、中山→城、呂比須)で流れを引き戻し、城彰二の同点弾で延長戦へと持ち込んだ。

そして118分、中田英寿のミドルシュートから、岡野雅行。この試合チャンスを逃し続けた男が滑り込みながらボールをゴールへ流し込んだ瞬間、日本中が歓喜の色に染まった。

「ドーハの悲劇」を乗り越えてたどり着いたあの瞬間は、今も多くの人の心に刻み込まれているに違いない。