グループB3位::シリア
日本と対戦する可能性が出る条件:第3節オーストラリア戦で勝利。もしパレスチナがヨルダンに勝利していれば得失点差勝負に。
グループステージ第1節:パレスチナ戦 0-0 △
グループステージ第2節:ヨルダン戦 0-2 ●
タイ代表に続き、アジアカップ開催中に監督を交代させるという大鉈をふるったシリア。それも仕方がないという混迷を感じる2試合であった。
パレスチナ相手には最初かなり押し込んだが、ハリビンが守備にあまり関与しないことからスペースが空き、カウンターで簡単に押し返されるという試合に。
勝たなければならないヨルダン戦ではかなり攻撃的なシステムで挑むも、相手の守りにかっちり前の5枚が合ってしまったことで動きが乏しくなり、逆に攻撃ができなくなっていた。
ヨルダンが得意とするカウンターにもまったく対応できず、そもそも攻撃から守備の切り替えの際に人数が足りず、タマル・ハジが引き出されると中央に誰もいないという問題外の状態だった。
チーム状態は最悪だと言えるが、監督交代がどう出るだろうか。アル・スーマーやオーマル・ハリビン、アル・マーワスなど攻撃陣は豊富なだけに、何かが変われば…。
なお、2位に入るためにはヨルダンがパレスチナに敗れる必要があり、勝点4で並んで得失点差勝負になる。
ちなみに、ヨルダンとバレスチナはもちろん隣り合った国であり、シリアとパレスチナはどちらもエジプトリーグで外国人枠に扱われない特別国という関係。
まるで包囲網のようになっているが…オーストラリアはシリアに敗れれば一気に最下位転落の可能性もあるわけだ。