グループB2位:カタール

日本と対戦する可能性が出る条件:第3節でサウジアラビアに引き分け以上

グループステージ第1節:レバノン戦 2-0 ◯

グループステージ第2節:北朝鮮戦 6-0 ◯

3年後にワールドカップ開催を控えているカタール。一時期は本当に大丈夫か?という状況で、初出場のホスト国が大敗してしまう事態も予測されるほどだった。

しかしこのところは徐々に成長を見せており、フェリックス・サンチェス監督の下で新しいポゼッションサッカーを完成させつつある。

その鍵となっているのがセンターバックの2枚で、どちらもとにかく足元がうまくパスを繋げ、ドリブルで持ち出すこともできる選手。15番のヒシャムはレバノン戦で美しいフリーキックも決めている。

そして最も重要な存在なのが22歳の新星ストライカー、アルムエズ・アリ。圧倒的なスピードで見せる飛び出し、両足で放つ鋭いシュート、そしてその決定力。セバスチャンが去ったあと見つけられなかったエースがついに発掘された。

左サイドのアクラム・アフィーフも天才アタッカーとして評価されただけの才能を見せており、そのキレあるドリブルとクロスは魅力的だ。

右サイドからはベテラン司令塔のアル・ハイドゥースがゲームを組み立て、そこにオールラウンダーのハーティム、フーヒ、ブディアフが絡む。

また、右SBにはクラブではセンターバックを務める攻守兼ね備えたコヘイヤ、左SBには攻撃的な二人の「アブドゥルカリーム」ハサンとサーラム…というのもいいバランスだ。