ナントからカーディフへの移籍が決まった直後に飛行機とともに消息不明となってしまったアルゼンチン人FWエミリアーノ・サラ。
捜索続行を求めるクラウドファンディングには多くのサッカー関係者も協力し、捜索が再開されることになった。
そうしたなか、カーディフは敵地でアーセナルと対戦。この日、エミレーツ・スタジアムで販売されたマッチデープログラムが話題になっている。
裏表紙にプリントされた両チームのスカッド一覧に、サラの名前も記されていたのだ。
名前の隣には背番号の代わりに黄色い花が。
このアーセナル側の敬意が「素晴らしい振る舞い」として話題になっているのだ。
Arsenal handing out daffodils in tribute to missing Cardiff striker Emiliano Sala and pilot Dave Ibbotson tonight.
Sala’s name also included in Cardiff’s squad list on the back of the programme. pic.twitter.com/kdArJbWZV2
— Jack Rosser (@JackRosser_) 2019年1月29日
また、選手や観客たちは黄色いスイセンの花を身に着けていた。『BBC』によれば、カーディフのCEOケン・チュー氏は「この黄色い花はウェールズの国花であり、ナントへの意味も込めたもの」と述べていたそう。
そして、プログラムに掲載されたアーセナルDFロラン・コシェルニのコメントでもサラについて触れられていた。
ロラン・コシェルニ(アーセナルDF)
「今日、僕らはカーディフを迎える。とてもエモーショナルな夜になるだろうね。僕ら皆、サラのことを考えるだろう」
「プロフェッショナルであらなければいけないよ。でも、感情や悲しさも感じる。
フットボールよりはるかに大事なことがあるし、明日がどうなるかなんて分からない。
捜索が続けられていることはとても嬉しい。エミリアーノの家族には問いに対する答えが必要だ。
彼らは気持ちの区切りを必要としているが、それは何かが見つからなければ訪れない」