フランス・リーグアンのモナコは、「新たなスカウトとしてルイ・デュクルエを任命した」と発表した。
ルイ・デュクルエは1992年生まれの26歳。モナコのステファニー王女とダニエル・デュクルエ元夫の間に生まれた人物だ。
モナコ大公であるアルバート2世の甥に当たり、王位継承権では14番手。父ダニエルとともにMONADECOという小売業者を経営している。
自動車レースやサッカーのファンとして知られ、アメリカのウェスタン・キャロライナ大学でスポーツマネージメントの学士号も取得している。
また語学に堪能で、フランス語、英語、モナコ語、さらにドイツ語、イタリア語、日本語を話すそうである。
以前にもモナコでインターンを経験していたとのことだが、今回正式にクラブのスカウトチームに加入することが発表された。今後は国際的なリクルートに関わっていくという。
ルイ・デュクルエ
「私はこのチャンスを頂けたことを誇りに、そして幸せに思う。ヴァディム・ヴァシリエフ(副会長)と協力し、この分野でのお手本となるリーダーから学べるということを。
自分にとっては新しいステージだ。私にはこのクラブのスポーツ面をより国際的に広げていくという役割が与えられるだろう。
謙虚さを持って多くの仕事に取り組む。私はいい結果を残せると確信しているよ」
ティエリ・アンリ監督&マイケル・エメナロSD(ともに解任)の体制では多くの失敗を重ねてきたモナコ。ヴァシリエフ副会長もそれを認めており、先日は香川真司を急遽獲得するという噂も流れていた。
多くの言語を操り社交界にも顔が広いルイ・デュクルエをクラブに引き入れることで、モナコは巻き返しを図れるか?ルイ・デュクルエが使える言語を考えれば、日本人にとってもチャンスが広がりそうだが…。