『Brila』は26日、「モナコは、スポーツディレクターのマイケル・エメナロ氏を解任した」と報じた。
今季は多くの選手を放出したことで成績が低迷したモナコ。10月にはレオナルド・ジャルディン監督を解任し、ティエリ・アンリ氏を新たな指揮官に迎えた。
さらに1月のマーケットではセスク・ファブレガスやナウドなど多くの新戦力を補強するなど意欲的に動いたが、成績は低迷したままだった。
そして先日ティエリ・アンリ監督は解任され、さらに3ヶ月でレオナルド・ジャルディン氏を呼び戻すという大混乱のシーズンとなっている。もちろんリーグでも2部降格圏内に沈んだままだ。
2名の監督の違約金だけでもかなり大きな損害が出ていると言われ、経済的にもダメージを受けている。
そして、これらの動きを主導したスポーツディレクターのマイケル・エメナロ氏は、もともとレオナルド・ジャルディン氏との関係が悪かったとも。
そして、クラブがジャルディン氏を呼び戻したことによって、逆にエメナロ氏が職を離れることになったようだ。
マイケル・エメナロ氏はかつてナイジェリア代表選手としてプレーした経験を持つ人物。
しかし2007年にアヴラム・グラント監督とともにチェルシーのスタッフ入りし、その後アシスタントコーチを経てテクニカルディレクターに昇進。クラブのスカウティングやアカデミーのプログラムに関わっていた。
それほど有名な存在ではなかったことから、巷では「謎のディレクター」としても有名だった。
2017年にチェルシーを離れた後はモナコのディレクターを務めていたが、今季の失敗によってクラブからの信頼を失っていたそう。