昨夏のロシアワールドカップで話題となった「ロッカールームの清掃」。
日本代表はラウンド16でベルギー代表に悲劇的な逆転負けを喫したが、試合後、更衣室を綺麗に掃除し、ロシア語で感謝のメッセージを書き残したことが大きな反響を呼んだ。
日本は先日閉幕したアジアカップの決勝後にもこれを行ったが、その前には、準々決勝で日本に敗れたベトナム代表が実施し話題に。
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にわかに広がりを見せており、その流れはサッカーどころ南米にも波及したようだ。
¡Muchas gracias @SaoPauloFC !Muito obrigado. pic.twitter.com/W7X6MNNTWU
— Talleres (@CATalleresdecba) 2019年2月14日
こちらはアルゼンチンのタジェレス・コルドバがSNSにアップした画像。
彼らはコパ・リベルタドーレスの予選2回戦でサンパウロ(ブラジル)と対戦し、1stレグを2-0で勝利。13日、サンパウロのホームスタジアムで行われた2ndレグは0-0で終え、3回戦への進出を決めた。
その試合後、ロッカールームを清掃し「サンパウロ、ありがとうございます。私たちは成長し続けるための挑戦を共有します」との感謝のメッセージを残して去ったのだ。
サッカーが人生を左右する南米において、対戦相手にこうした敬意が示されることは珍しいかもしれない。しかしタジェレスのこの紳士的な振る舞いには、敗退が決まり落ち込んでいたはずのサンパウロサポーターたちも感動したようで、SNSにはポルトガル語での書き込みが多数寄せられていた。
どこが発であるのかはともかく、こうしたことが世界に広がっていくのは素直に歓迎したいところだ。