セリエA第24節、ローマ対ボローニャ戦がスタディオ・オリンピコで行われた。
後半23分、ローマのカピタンであるダニエレ・デ・ロッシが途中投入された際の出来事が話題だ。
ジャスティン・クライファートに代わってピッチに入ったデ・ロッシ。すると、アレッサンドロ・フロレンツィは巻いていたキャプテンマークを彼に譲るために投げた。
だが、デ・ロッシはいらん!とばかりに、すぐさまそれを投げ返すと、そのままでいいと手で制していたのだ。結局、フロレンツィがアームバンドを着け続けることになったという(彼は83分に交代)。
フロレンツィとしては、クラブの象徴でもあるデ・ロッシに敬意を示したはずだが…。
実は4年ほど前にも同じような出来事があった。この時は途中投入されたフランチェスコ・トッティがキャプテンマークの受け取りを猛然と拒んだ。
ただ、その理由は「ルール上キャプテン自体が交代にならない限りキャプテンマークは同じ選手がつける」というものだった。
今回のデ・ロッシの振る舞いもそういったことによるものだろうか。なお、試合は2-1でローマが勝利している。