サッカーの試合中、主将が腕に巻くキャプテンマーク。
ユニフォームやスパイクと違ってあまり注目されることはないが、それでもそのデザインは様々である。
今回は、知られざるキャプテンマークの世界を冒険してみよう。
1. キャプテンマークの正式名称は?
そもそもの話だが、国際サッカー評議会(IFAB)が制定する「サッカーの競技規則」の中で、キャプテンマークは「キャプテンアームバンド」と訳されている。
つまり、キャプテンマークと呼んでいるのは日本だけということになる。実は和製英語だったのだ。
「競技規則」内でキャプテンマークについて定めているのは「ユニフォーム規約」だ。内容を見てみよう。
キャプテンアームバンドには、チーム識別標章、選手番号、ホームタウン名、活動地域名、選手名、広告及び文字等を表示することはできない。ただし、製造メーカー識別標章及び「C」「Captain」「キャプテン」等のキャプテンであることを意味する文字については、50平方センチメートル以下のサイズ(並置する場合も含む)でこれを表示することができる。
意外にも厳密なルールがあるようだ。
それでは、ここからはいろんなデザインのキャプテンマークを見ていこう。