『Telegraph』は3日、「墜落死したナントFWエミリアーノ・サラが乗った飛行機のパイロットは、商業飛行の免許講習をドロップ・アウトしていた」と報じた。

先月21日にナント・アトランティック空港からカーディフへと向かったエミリアーノ・サラ。彼はFCナントからカーディフ・シティへの移籍が決まっていた。

しかし彼が乗っていた小型飛行機パイパーマリブはチャンネル諸島付近の海域で行方不明になり、捜索の結果海底に沈んだ機体の残骸からサラの遺体が発見された。

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その飛行機のパイロットを務めていたのがデイヴィッド・アイボットソンという59歳のイギリス人。

彼は配管工の傍らで飛行機の操縦をしており、主にスカイダイビングの送迎などを行っていたというパイロットだった。

しかし、調査の結果彼はアメリカとイギリスにおける私的飛行の免許を保有していたものの、商業飛行のライセンスを持っていなかったことが判明している。

またアイボットソン氏は2012年からクランフィールド航空訓練学校で商業飛行の資格取得に向けて勉強を始めていたが、2年後にドロップアウトしていたことが教官の証言で明らかになっているそう。

彼は2016年にライセンス講習を再開するために訓練学校へ連絡を入れていたそうだが、それから授業を受けたことはないようだ。

このように商業免許を持っていないパイロットによる違法送迎は比較的一般的なもので、このような市場が存在することは有名な話であるという。

今回使われたパイパーマリブはアメリカで登録されており、商業飛行のためには英国民間航空局かアメリカ連邦航空局の承認が必要であるが、それも求められていなかったとのこと。

このように様々な問題点が発覚しているエミリアーノ・サラの事故であるが、カーディフ・シティ側が訴えている代理人ウィリー・マッケイはそのフライトを手配したことを否定している。

現在のところ誰がデイヴィッド・アイボットソンと契約したのかがまだ判明していない状況だ。今後の捜査がどのように進められるのかが注目される。