『Mirror』は24日、「イングランド・プレミアリーグのカーディフ・シティは、FWエミリアーノ・サラの移籍金を支払うつもりはないとFIFAに通告する」と報じた。
今年1月にナントからカーディフ・シティへの移籍が決定したFWエミリアーノ・サラ。その取引額は1500万ポンド(およそ21.76億円)であった。
しかし、ナント・アトランティック空港からウェールズへと向かった小型飛行機が墜落し、サラは捜索の末遺体で発見されていた。
この事故を受けて、両クラブの間では移籍金支払いの問題が浮上した。
ナント側は「すでに取引は行われている」として1500万ポンド(およそ21.76億円)全額の支払いをカーディフ・シティに要求している。
だが今回の記事によれば、カーディフ・シティ側は「サラが死亡したことで契約は無効になっている」と主張しており、FIFAに移籍金を支払わない意向を通達するとのこと。
カーディフ側としては、「サラはまだ細かい条件の改訂にサインしていない」「ナントとの協定の条項が守られていない」という2点を指摘しているそう。
サラを登録するためにはウェールズサッカー協会とフランスリーグ機構の許可、さらに国際移籍証明書が必要となるわけだが、記事によればこれは行われていなかったのだそう。
そして、ナントはすでにカーディフが移籍金支払いを拒否することを感知しており、すべての書類を証拠としてFIFAに送ったというが…。
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選手の移籍が決定してから事故死するという例を見ないケースとなったエミリアーノ・サラの取引。これがどのような裁定となるのか、世界のサッカー関係者が注目しているはずだ。