まさかのJ2で19位に沈んだ昨季から一転、京都サンガが魅力的なサッカーを展開中だ。

今季から監督を務める中田一三氏は、ポゼッションの徹底を基本コンセプトに設定。自分たちがボールを握って能動的に攻めるスタイルの構築に取り組んでおり、それに伴い選手たちの特長も引き出されている。

今回の当コラムでは、新スタイルが浸透しつつある京都に注目し、戦術のキーマンたちや今後継続して披露されるかもしれない“作戦プランB”に迫っていきたい。

■基本形は3-4-2-1

京都サンガ2019

上図が今季の基本システムだ。アルビレックス新潟との開幕戦および2節の鹿児島ユナイテッド戦では4バック(4-3-3)が採用されたが、3節以降は3バック(3-4-2-1)がメインとなっている。

守護神は清水圭介で、最終ラインは右から大卒ルーキーの上夷克典、大ベテランの田中マルクス闘莉王、本多勇喜の3人。

ダブルボランチは庄司悦大と重廣卓也が務め、ウイングバックは右に福岡慎平または石櫃洋祐、左に黒木恭平が入る。2シャドーはジュニーニョ(中野克哉)と小屋松知哉で、1トップには復帰した宮吉拓実が起用されている。