『Il Sole 24 Ore』は11日、「イタリアの元国際主審ニコラ・リッツォーリ氏に対し、中国から引き抜きのオファーが送られている」と報じた。
ニコラ・リッツォーリは1971年生まれの47歳。1998年にセリエCの審判として笛を吹き始め、2007年にはFIFA国際主審に選ばれるなど、イタリア屈指のレフェリーとして評価された人物だ。
セリエAでは2011年から7年連続で最優秀レフェリー賞を獲得。2010年にはヨーロッパリーグ決勝、2013年にはチャンピオンズリーグ決勝、そして2014年にワールドカップ決勝を裁いている。
2017年に引退してからはセリエAの試合を担当する審判を指名する役割を任されてきたが、今回中国から大きなオファーを受けたという。
現在彼はセリエAで年20万ユーロの報酬を受け取っているが、中国からの提示は年100万ドル程度で、およそ4倍に当たるもの。
中国は彼を国内リーグに引き入れることで審判全体の質を向上させるという狙いを持っているそう。