オーストラリア・AリーグのシドニーFCは、「FWアレックス・ブロスクが今季限りで現役を引退する」と公式発表した。

今月始めには「あと1年プレーするかどうか迷っている」と話していたアレックス。監督のスティーヴ・コリカもキャリア継続を要請していると言われていた。

しかし最終的にはアレックス自身が今季限りで現役引退することを決断し、『Sydney Morning Herald』に対して以下のようにコメントしたそうだ。

アレックス・ブロスク

「ゆっくりであるが、しかし確実に体が衰えている。以前ほど簡単に物事を行えない。キレや思考の速さと力はゆっくりと衰退している。それを感じているんだ。

僕はこの小さな違いに気づいているし、それが起こり始めると精神的にイライラしてしまうんだ。

今季終了後に引退するという、正しい判断を下したと思う。一部の人々がやるように、引き伸ばしすぎることはしたくない。それをするのは簡単だけどね」

「10~11年前からこのクラブに関わってきた。そこから完全に離れるのは狂気だよ。選手としてのキャリアが終わりを告げることは悲しいが、このクラブにいる全ての人がもう一つの家族のようだった。

完全にこのクラブから離れるつもりはないよ。何らかの形で関わり続けたい。ここにいる少年たちの近くにもいたいんだ」