長谷部誠を擁するフランクフルトを撃破してUEFAヨーロッパリーグ決勝に駒を進めたチェルシー。

スタンフォード・ブリッジでのPK戦では絶体絶命のところにまで追いつめられたものの、守護神ケパの2本連続セーブに救われた。

そのなかで話題になっているのは、フランクフルトDFマルティン・ヒンターエッガーを止めた4本目のシーンだ(以下動画12秒~)。

ゴール中央から動かなかったケパの真正面にシュートが飛んでいき、膝でセーブするような形になった。

試合を解説していた福田正博氏も指摘したように、GKが左右に飛ばないのはかなり稀。現地ではPK戦前にGKコーチ陣が何かの映像を分析しており、ケパに指示があったのではないかと話題になっている。

実際に『Transfermarkt』でヒンターエッガーのデータを調べて見たところ、PK戦以外で試合中にPKを蹴ったのは一度だけ。

2015-16シーズンのCL予選マルメ戦、当時レッドブル・ザルツブルクに所属していた彼は後半44分にPKでゴールを記録。実はその時も真ん中に強いボールを蹴っているのだ。

チェルシーの公式動画でケパ自身は以下のように述べているが、動かなかった理由はやはりデータにあったのかもしれない。

ケパ・アリサバラガ(チェルシーGK)

「(1本目のセーブはとても珍しいのでしたね?)

ちょっとラッキーでもあったね。

強いシュートを打ってくることは分かっていたけれど、高いのか右なのか左なのかは分からなかった。

ちょっとツイていたと思う」

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