アーセナルのアルメニア代表MFヘンリフ・ムヒタリャンは、「ヨーロッパリーグ決勝戦には帯同しない」と発表した。
Having considered all the current options, we had to take the tough decision for me not to travel with the squad to the #UEL Final against #Chelsea [...] pic.twitter.com/3CPrTvLquy
— Henrikh Mkhitaryan (@HenrikhMkh) 2019年5月21日
今季のヨーロッパリーグ決勝戦が行われるのは5月29日(現地時間)。会場はアゼルバイジャンの首都バクーだ。
アゼルバイジャンはナゴルノ・カラバフ地方の領有権を巡ってアルメニアと対立しており、両国の外交関係は存在しない。
ナゴルノ・カラバフはアゼルバイジャンの国内にあるものの、居住しているのは大半が入植したアルメニア人である。かつてはこの地域を巡って戦争も行われており、1991年にはナゴルノ・カラバフ共和国として独立が宣言されているものの国際的には承認されていない。
このような問題を受けて、ムヒタリャンは安全のために今シーズンのグループステージで行われたカラバフ戦でもアウェイゲームに帯同していなかった。
アゼルバイジャン側は前回と同じく「彼の入国は問題ない」と宣言しているが、ムヒタリャンは家族との相談の末、試合への出場を断念したとのことだ。