『AS』は28日、「スペインの1~2部リーグにおける八百長事件により、複数名の選手が逮捕された」と報じた。記事によれば、今回身柄を拘束されたのは選手や元選手、指導者達による大規模な八百長グループの構成者であるそう。

その組織を取りまとめていたリーダーは元スペイン代表DF、レアル・マドリーでもプレーしたラウール・ブラボ氏であるとのこと。

八百長事件の中心となっていたチームは今季1部リーグで19位となったCDウエスカだったようだ。その会長を務めているアグスティン・ラサオサやメディカル部門長のフアン・カルロス・ガリンド・ラヌサも警察に拘束されている。

また、他にも元レアル・マドリーMFのボルハ・フェルナンデス、同じく元レアル・マドリーFWのカルロス・アランダ、デポルティーボ・ラ・コルーニャDFイニゴ・ロペスらが逮捕されているという。

ヘタフェ所属のMFサムエル・サイスも調査を受けたとのことだが、彼については「逮捕された」という報道は誤りで、事情聴取であると伝えられている。

当該の八百長については2016-17シーズン、2017-18シーズンの間に行なわれたとのことで、降格を避けるためのものではなく「ギャンブルの結果を固定するため」だったという。

現在ウエスカ警察がウエスカの事務所を強制捜査しており、各関係者への聞き取りを行っている。拘束された選手や会長らは犯罪組織と関与し汚職やマネーロンダリングに関わっていた疑いがあるとのこと。

ラウール・ブラボは1981年生まれの38歳。2000年にレアル・マドリーのCチームに加入し、2001年にトップチームに昇格した。左サイドバックとセンターバックをこなすDFとしてバックアップを務め、2007年まで77試合に出場するなど活躍。スペイン代表でも2002~2004年に14試合でプレーしている。

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