カイオ(ブラジル/1995年大会)

カタールで開催された1995年大会で優勝したのはアルゼンチンであったが、MVPを獲得したのは準優勝のブラジルでエースストライカーとなったカイオ・リベイロだ。

ベスト16の試合では日本代表を相手に2ゴールを決め、勝利に貢献。準決勝のポルトガル戦でも試合終了間際に決勝点をもたらした。

そのプレーのインパクトは大きなもので、彼に目をつけたのがインテルのオーナーであったマッシモ・モラッティ。10代の選手としては当時の世界記録となる移籍金で獲得されたが、ほとんど出場機会は得られず…。次年度にはナポリに貸し出されたが、そこでも活躍はできなかった。

後にブラジルへと戻ってからはサントス、フラメンゴでそれなりの活躍を見せたものの、重要な時に決定力がないとしてあまり評価されず。2005年に30歳という若さで現役を引退し、解説者に転身している。