トッテナムとの同国対決を制して、UEFAチャンピオンズリーグ優勝を果たしたリヴァプール。ワンダ・メトロポリターノでゴールを決めたのはムハンマド・サラーとディヴォック・オリギだった。
リヴァプールは開始1分で先制した後は押し込まれたこともあり、ポゼッションは39パーセントという低い値に。また、パス成功率も話題になっている。
Heute Morgen gesehen: Liverpool hatte 64% Passgenauigkeit, das ist der schlechteste Wert ihrer Saison und der schlechteste Wert eines CL-Finalisten seit Beginn der Datenausgabe auf https://t.co/pSHtw3eGPF (2009).
— Tobias Escher (@TobiasEscher) 2019年6月2日
ドイツのデータアナリストがこうツイートしていたのだ。
「リヴァプールのパス成功率は64%。これは彼らにとって今季ワーストの数値。
また、『Whoscored』がデータを提供しはじめた2009年以降のCL決勝においても最低の数値」
UEFA公式では、リヴァプールのパス成功率は67.5パーセント(280本中189本)としているが、それでもトッテナムの81%(528本中428本)と比較すると低い。
ただ、『Guardian』では「リヴァプールが64%のパス成功率で優勝できたのは驚異的」としつつ、その裏側をこう解説している。
『Guardian』
「リヴァプールはパス成功率について、ほとんど気にしていない。
今季CLでのパス成功率は79.9%。これは、グループステージの全32チームのなかで21番目なのだ。
彼らは喜んでリスクを冒すし、ハイテンポでプレーする。
また、ボールを奪い返すことが非常に得意だ。それはつまり、ポゼッションを守ることにさほど熱心でないといえるかもしれない。
彼らはボールを速く前に運ぶ。正確性よりもスピードが重視されているのだ」
ポゼッションやパスの精度よりも速く前につけることを重視するプレースタイルに起因するものだということだろうか。
ただ、64%というのは今季のCLで最もパス成功率が低かったツルヴェナ・ズヴェズダ(レッドスター)よりも7%も低いという。
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その一方、今季リーグ戦でのリヴァプールのパス成功率は84.4%で、昨季(83.8%)よりもアップ。なお、64%となるとカーディフを除き最低の値になるそうだ。