『Telegraph』は3日、「リーズ・ユナイテッドのオーナーを務めるアンドレア・ラドリッツァーニは、カタール投資庁と交渉している」と報じた。

先日からクラブの売却に向けた交渉を行っていると伝えられてきたリーズ・ユナイテッド。その相手はパリ・サンジェルマンを保有しているカタール・スポーツ・インヴェストメント(QSI)だ。

カタール政府系企業であるカタール投資庁の子会社である彼らは現在フランス以外にもビジネスを展開しようとしており、そのターゲットの一つがリーズである。

イングランドのリーグは巨大な放映権料が獲得できることから、フランスよりもイギリスでのクラブ経営で大きな利益を得られると考えているようだ。

記事によればアンドレア・ラドリッツァーニ氏は現在カタールの首都ドーハを訪れており、QSIのリーダーであるナースル・アル・ハライフィと直接会議を行っているそう。

なお、アンドレア・ラドリッツァーニはスポーツマーケティング企業のMP & Silvaの共同創業者であり、ナースル・アル・ハライフィはカタールの巨大放送局BeIN Sportsのトップであるため、放映権の取引を行ってきた旧知のビジネスパートナーである。

リーズ側はクラブの売却を否定しており、ラドリッツァーニが過半数株主であり続けると発表している。

しかしQSIがイングランドでのビジネスを考えているのであれば、少なくともクラブの経営権を獲得しなければいけないはず。その点で両者の間に溝はあるのかもしれない。

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もしクラブの所有権がQSIに移った場合、チームを率いているマルセロ・ビエルサ監督、そして所属している井手口陽介はどうなるのか…。

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