そして伝説へ…

「あのようなゴールをそう多く目にすることはないだろう。アンビリーバブルなゴールだった」

試合後、アーセン・ヴェンゲル監督もそう唸るしかなかった。

2002年3月2日、現在まで「プレミアリーグ最高」の一つと考えられるゴールは、セント・ジェームズパークでのニューカッスル戦で生まれた。

ロベール・ピレスからのパスを、ゴールから背を向けて受けたベルカンプ。背後にはDFニコス・ダビザスがぴったり張り付いていたが、むしろこの距離感が仇となった。

トラップの瞬間にボールを自身の右側に浮かすと、すぐさま左側に反転してこのボールを回収、最後はDFに体を預けながらボールをファーサイドへと流し込んだのだ。

ベルカンプによれば、ピレスからのパスは「望んだものより後ろだった」ため、何か別のアイディアが必要だったのだそう。そのコンマ何秒という咄嗟の判断で、こんなことが発想できるのだろうか。

「パズルを解くようなものさ。私はいつも2、3秒後に物事がどのように見えるか、頭の中に“絵”を持っていた。それを計算することができたんだ」

新たな才能が世に送り出された時、かつてのスター選手に例えられるのはこの世界の常である。しかし不思議なほど「ベルカンプに近い」と呼ばれる選手はほとんどいない。

それこそが彼がサッカー界において唯一無二であり、特別な存在であったことを示す何よりの証拠なのかもしれない。

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