24日に行なわれたエクアドルとの試合で1-1と引き分け、惜しくもコパ・アメリカ決勝トーナメント進出を逃してしまった日本代表。
両者が勝たなければならない試合ということでシュートの場面が多い90分となり、どちらがリードしてもおかしくない内容だった。
その中で3本のシュートと鋭いスルーパスを見せ、存在感を示したのが18歳の久保建英。
失点した直後の前半37分には、ペナルティエリア右の小さなスペースでボールを受けてから、左足で鋭いシュートを放った。
ゴール前にはエクアドルの選手が並んでおり、普通であればシュートに持っていくのさえ難しい状況だった。
しかし久保はゆったりと動きながら自ら前方にスペースを作り出しパスを足元に呼び込む。これを正確にトラップすると、それでもほとんどコースのない位置だったが、相手が飛び込めない一瞬のタイミングでシュートを放った。
コースがやや甘くGKに弾き出され、代表初ゴールとはならなかった。しかし久保の卓越した感覚と技術でなければシュートにさえならなかった場面と言えるだろう。
【関連記事】 久保建英の未来は?10代で日本代表デビューした現役選手とその現在
このコパ・アメリカ3試合で「代表でも十分にやれる」ところを示した久保建英。今後レアル・マドリーに加入してからの成長も楽しみである。
【Qolyインタビュー】J2ジェフユナイテッド千葉DF岡庭愁人が母校の先輩からもらった言葉…未知のコンバートを乗り越え「熱くて、強い選手になる」