野球などアメリカンスポーツでは「トレード移籍」という形で選手が交換されることがよくある。

しかし一方サッカーではそれほどトレードだけで取引が行われることは多くはなく、金銭のみで交渉されるのがほとんどである。

だが、サッカー界でももちろん成功を収めたトレード移籍も数少ないが存在している。『Planet Football』のセレクションから見ていこう。

ズラタン・イブラヒモヴィッチとサミュエル・エトー(インテルとバルセロナ)

2009年、世界でもトップクラスのストライカーがトレードされるという驚きの動きがあった。バルセロナはチャンピオンズリーグをエトーのゴールで制覇したばかりだったが、イブラヒモヴィッチを加えるためにエトーと3500万ポンド(およそ50.9億円)を提供した。

ただ、グアルディオラのこの選択は大失敗だった。イブラヒモヴィッチとの間には大きな亀裂が走り、1年後にミランへと去っていった。一方エトーはインテルでチャンピオンズリーグ優勝を経験し、大成功を収めている。