先日から深刻な経営難に直面しているイングランド・リーグワン(3部)のボルトン・ワンダラーズとベリーFC。
両者ともに経営改善の締め切りは火曜日の午後5時に設定されており、それまでに何らかの保証が得られない限りはクラブの精算プロセスがスタートすると報じられていた。
そしてその締切日であった27日、両クラブに大きな動きがあった。
ボルトン・ワンダラーズについては、土曜日に潜在的な買い手との交渉が破談に終わったことが発表されていたが、土壇場で交渉者が新たに生まれた。
地元の不動産開発会社のジェームズがクラブの株式を購入する方針を示し、さらのマンチェスターを拠点とする不動産系の会社の申し出もテーブルに乗せられているそう。
まだ合意には達しておらず交渉はあまりうまく進んではいないとのことだが、これを受けてEFL(イングランド・フットボールリーグ)はボルトンの精算締め切りを14日延長することを決定した。
新たな締切は9月12日の午後11時59分となる。これまでに経営改善の見込みがなければ破産の手続きがスタートされる。
一方ベリーFCについてはEFLが27日に「リーグに参戦するメンバーシップを没収する」と公式発表した。
EFL Statement: Bury FChttps://t.co/bSRkqPahpW#EFL pic.twitter.com/zggEzZztPQ
— EFL (@EFL) August 27, 2019
リーグ側の声明によれば、ベリーFCには繰り返し長期的に経営改善の要請を行ってきたものの、これ以上試合を延期することは不可能であると判断し、今回メンバーシップ取り消しという厳しい処分に達したようだ。
なお、リーグワンはこのあと23クラブでの開催となり、降格するチーム数が3に削減されるとのこと。