横浜F・マリノスとヴィッセル神戸が激突した富士ゼロックス スーパーカップ。試合は互いに譲らない壮絶な展開となった。
痛恨のミスもあったマリノスは3度も追いつく粘りを発揮。そして、勝負を決めるPK戦は両チームがとんでもないことに。
3人目のキッカーから9人連続でPK失敗となったのだ。エジガル・ジュニオ、小川慶治朗、水沼宏太、西大伍、松原健、大崎玲央、和田拓也、トーマス・ヴェルマーレン、遠藤渓太が立て続けに失敗。
9人連続PK失敗というのは聞いたことがないだけに、英紙『Daily Mail』など海外でもこの話題が取り上げられていた。
Daily Mail
「ひどい日本のスーパーカップPK戦で、ヴィッセル神戸と横浜は9人続けてPKを失敗。
元アーセナルDFヴェルマーレンも枠外に吹かしたが、アンドレス・イニエスタはミスせず」
「誰も決められず、9人連続失敗によってPK戦は笑劇へと化した」とも。なお、イニエスタは1本目を蹴って成功している。
9人目だった遠藤のPK失敗シーンがこれ(以下動画3分33秒~)。
3点目の同点ゴールをアシストした遠藤だったが、まさかの失敗に天を見上げていた…。
ヴィッセル神戸の公式HPによれば、勝利した神戸選手たちはこうコメントしていたそう。
飯倉大樹(ヴィッセル神戸GK)
「マリノスが相手でなかったら気持ちのアップダウンがかなりあったと思うのですが、マリノスだったということもあり、常に冷静にいれたことが勝因だと思います。
ただなんでこんなに外してしまうんだろうと単純な思いで少し笑ってしまいました」
山口蛍(ヴィッセル神戸MF)
「(PKを最後決めた瞬間の気持ちは?)
瞬間は特に思ったことはないですが、試合を決められるタイミングは何回かあったので、もう少し早く決まっていればよかったと思います。
今日は試合を通して、大樹くん(飯倉選手)が何度も止めてくれていたので、大樹くんのおかげだと思います」
古巣対戦だった飯倉はあまりの出来事に思わず笑ってしまっていたようだ。