新型コロナウイルスの影響によって、開幕が延期されているJリーグ。今年からサンフレッチェ広島にやってきたブラジル人エゼキエウが『Globo』のインタビューに答えた。
彼はボタフォゴからのローンで加入した22歳の小柄なアタッカーだ(広島ではMF登録)。2017年に決めたプロ生活で唯一となるゴールがこれ(以下動画2分4秒~)。
エゼキエウ
「広島では隔離命令はなかった。普通にトレーニングしているけれど、目標がない。
いつシーズンが始まるのか分からない。自分の家族は誰も来れなかった。妻が3月に来るはずだったけれどそうならなかったんだ。
ブラジルでは全てが停止されているからね。僕はひとりだ、それはとても難しいよ」
「オリンピックが延期されるまでは、統制されていて(感染者の)件数はあまりなかった。
でも、その後に件数は増えたし、正常だと思っていたものはそうじゃなかった。リーグを開始する予定はない。
日程の話はしているけれど、結局は延期される。4月15日だったのが、5月9日に延期された。この日程で戻るのは無理だという話もすでに目にしたよ。
個人的に再開はない。試合に戻れば、遠征しなければならないし接触もある。
自分のことに気をつけなければいけないけれど、誰と会うことになるのか分からないので、無観客でも大きなリスクになる」
「この問題があったけれど、自分は(日本に)うまく適応できた。
でも、最初は料理や習慣、厳しさの点がとても難しかったね。
ブラジルは教育の点で日本よりはるかに遅れていると思う。
ここでは道端にゴミを投げ捨てないし、赤信号で道を横断したりしない。彼らははるか先を行っているよ」
日本人の振る舞いが感銘を受けたという彼は、ブラジルの人達に対して(コロナ関連の)ジョークはやるべきじゃないとも助言していた。
また、今もボタフォゴの選手たちと連絡を取っているそうで本田圭佑の活躍を楽しみにしているとか。