横浜F・マリノスの優勝で幕を閉じた今年のJリーグ。
昨年からの大きな変化として、外国籍枠の拡大が挙げられる。この規制緩和によって、リーグ全体の外国籍選手の数は増え、外国籍枠を巡ったチーム内競争など、新しいJリーグの楽しみ方もあった。
また、DAZNマネーの流入も相まって、助っ人外国人の質も年々確実に高まっている。そこで今回は、今年のJリーグにおいて、獲得が大成功だったといえる外国籍選手を紹介する。
イサック・クエンカ(サガン鳥栖)
今シーズンの成績:32試合6ゴール
序盤は少し出遅れるも、4月にはスタメンに定着。その後は年間を通してフル稼働を見せた。
FCバルセロナの下部組織で育ち、トップチームでもそれなりの出場歴のある経歴を思い出させる一瞬のキレがある反面、バルサ退団後は欧州クラブを転々としているのが頷けるようなプレイの淡泊さもあり、実力通りの活躍だったと評価するべきだろう。
同胞のルイス・カレーラス前監督が早々に解任され、決して環境には恵まれていなかったはずだが、サイドで崩して中で仕留める金明輝監督のサッカーでは重要なタスクを担い、左サイドから何度も決定機を演出した。
終わってみればチームで2番目のゴール数を記録。移籍の噂もあるが、来シーズン以降も必要な駒である。