かつてASローマで働いていたマルコ・バルビエリという人物の映像が大きな話題になっている。

マルコ・バルビエリ氏は現在56歳。2000年代初頭にASローマで働いており、10年間に渡ってセキュリティマネージャーやチケットオフィスの責任者を務めていた。

現在はクラブを離れてタクシードライバーとして働いているが、3月17日に新型コロナウイルスの感染が発覚。それから1ヶ月半に及ぶ壮絶な闘病を経験した。

そして、先月末にようやく帰宅が許されたのだが、そのときの映像が大きな話題になっている。それがこれだ。

彼を迎える娘クラリッサとのハグ…周囲の人々も拍手で迎えている。実はこれはバルビエリ氏のサプライズで、直前まで家族は知らなかったそう。

バルビエリ氏は『ilromanista』に闘病の経験を語っている。

マルコ・バルビエリ

「すべては3月17日に始まった。翌日には入院しなければならなかったよ。

ミラノ出身のお客様がタクシーに乗り込んだ。私はマスクを付けていたが、彼は付けていなかった。そしてお釣りを渡す時、手袋を外さなければならなかった。

そして、その手で目を触ってしまった。後日気分が悪くなっていった。最初は激しい頭痛で、次に咳と高熱が出た。状況が深刻であることはすぐに分かったよ。

翌日は応急手当と検査を受けた。3日後には転院したが、肺の状態は深刻だった。

2006年までローマで働いたことは素晴らしい経験だった。ファンとして1回、スタッフとして1回のスクデットを獲得したことは自慢だよ。

ダニエレ・デ・ロッシらから電話を貰ったよ。毎日のように連絡をくれたのはレアンドロ・クフレだ。他にもデルヴェッキオ、パヌッチ、カンデラ、ディ・フランチェスコ、そしてカペッロ、デル・ネーリと話した。

とても幸せだったが、本当の強さを与えてくれたのはクルヴァ(サポーター)の友人たちだ。彼らが家族を助けてくれた。近いうちに感謝を伝えたい」

【関連記事】中田ヒデ、リヴァプール戦でやった「超フィード」がこれ

ローマの名選手も電話をかけてきてくれたとか…しかもクフレに至っては毎日のように連絡してきたそう。

【厳選Qoly】U-23日本代表、U23アジアカップに招集できなかった「海外日本人」の逸材たち12名

日本人がケチャドバ!海外日本人選手の最新ゴールはこちら