月曜日に行なわれたマンチェスター・シティ対バーンリーの試合で、非常に大きな問題となる事件があった。

両チームの選手は人種差別に反対する「Black Lives Matter」のスローガンを入れたユニフォームを着用し、さらにキックオフ前には全選手が膝をつくセレモニーを行い意思を表明した。

しかし、その直後にスタジアムの上空で飛行機が飛ばされ、それに付けられたバナーに「White Lives Matter Burnley」というメッセージが書かれていたのだ。

その模様がこれ。地上からもしっかり見えるほど大きなバナーだ。

一見白人至上主義にも取れるメッセージに、バーンリーの主将ベン・ミーも苦言を呈し、「残念だ」とコメント。ショーン・ダイチェ監督も「容認できない」と批判した。

このメッセージを掲げたのはバーンリーのファンであるジェイク・ヘップル氏。「イングランド防衛同盟」という極右団体のメンバーだった。

『Metro』によれば、彼は自身のFacebookで以下のように書いたとのこと。

ジェイク・ヘップル

「今『White Lives Matter』と言うことは人種差別主義者と思われるようだ。レディングの公園で3人の白人が殺された日の後に。

しかし、我々がテレビで見てきたものは、ジョージ・フロイドが殺された後の『Black Lives Matter』だけだ。

なんと狂った世界に我々は生きているのだろうか」

黒人が殺されたことは話題になる一方、白人が殺されている事件が無視されている…と訴えたという。

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警察はこの事件について「犯罪ではない」という見解を示しているそうだが…バーンリーはジェイク・ヘップル氏を永久的に観戦禁止とする方針を示しているとのこと。

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