海外ゲームモデルの翻訳
ネットで検索すれば、各国のサッカー協会が自国の指導者向けに目指すべきプレーや模範となる指導方法、怪我予防ガイドラインなど、多岐に渡る資料を公開しています。
それらを利用して自分の知識を深めたり、一部を引用してゲームモデル担当者に見せてあげれば、それは非常に良い参考資料となり得ます。
ポルトガルサッカー協会 年代別育成ガイドライン
ポルトガルサッカー協会
年代別育成目標 pic.twitter.com/8BJ0oP9drI
— 平安山 良太(de 🏠) (@HenzanRyota) July 27, 2020
私のサッカー指導者としての実力が未熟で私自身の話を聞こうと思って頂けなかったとしても、海外有名クラブや監督の話を訳した内容であれば聞きたい方もいらっしゃるのではないでしょうか?
こういった語学を活かしたサッカー界への貢献も可能です。
元々私は自分だけが良い指導者になる事よりも、日本サッカー全体に優秀な指導者が増える事に興味があるので、継続して取り組んでいきたいと考えています。
ここまでの専門的な事でなくても、モチベーションの上がる動画の翻訳などもアリだと思います。
言葉は理解できなくとも、選手のモチベーションUPに繋がりそうではないですか?
南米のミーティングでは熱くストレートな言葉が多いので、翻訳すれば選手の刺激となるはずです。
指導者レベルアップへの貢献
ペルーのビッグクラブ、アリアンサ・リマでは、言語が同じスペイン語であるスペインやアルゼンチンの指導者の動画を用いて、自クラブのレベルアップを図っていました。
グアルディオラ監督の講演会の動画を育成部全員で視聴し意見交換会を行ったり、私を含む外国人指導者をクラブに招致して日本やブラジル、アルゼンチンの情報も積極的に手に入れる姿勢がありました。
子供たちの指導に活かして結果が出るのは10年後かも知れませんが、とても意義のある取り組みだと感じています。
ただし、島国の日本でやろうとすると語学の壁があります。
通訳のいるチームは多いのですが、アリアンサ・リマのように海外事例を取り上げて指導者の学習をサポートする通訳はいまだポツポツ、まだまだ珍しいのかなと思います。
実際、選手通訳と兼任だと業務量や求められる事が非常に多くなってしまうので大変ですが、日本サッカーの強化に語学力を活かす良い例だと思います。
2017年に行った「南米サッカー強さの秘密」講演会
南米サッカー強さの秘密
メッシを育てたアルゼンチンの育成法 pic.twitter.com/qzEvC2omzb
— 平安山 良太(de 🏠) (@HenzanRyota) July 23, 2020
実際にアルゼンチンのメッシを生んだ事で有名な育成の名門ニューウェルズ・オールドボーイズ(Newell's Oldboys)や、世界一にもなったブラジルのコリンチャンス(Corinthians)、貧しい地域ながらダニエウ・アウヴェス選手を鍛え上げたECバイーア(EC Bahia)などでの経験を講演会で日本に還元しました。
海外クラブに所属した事が無くても、海外サイトや海外サッカー協会、海外のYouTubeなどから資料を探せば沢山出てきます。