ソールプレートに採用された新しいナイキハイパークイックシステムは、ジェネレーティブデザインのシャシーに俊敏性を実現するスタッドを組み合わせている。

足場の安定感を高めるためにかかと部分は固めにしつつ、前足部のデザインは機敏な方向転換を念頭にデザイン。素早いカットを実現するため、円錐形のスタッドを2つに割って組み合わせた形にし、角度を変えた幅広いV字型のスタッドとの組み合わせを選択した。

この組み合わせが、Nikeがこれまで開発した中でも、左右の動きのために最適なFEA(有限要素分析)に基づくトラクションパターンを構成しているという。

Nikeが『ファントムGT』で行っているもう一つの初の試みは、フライイーズ版の展開だ。

Nikeユニバーサルデザインの原則に沿って作られた『ファントムGT フライイーズ』は、かかとを折り返して足を入れやすい構造にし、シューレースの代わりに足に巻きつけるようなストラップで開閉する仕組み。

テイクダウンモデルで提供される仕様のようで、実際にどのような仕組みなのか実物を見るのが楽しみだ。

ケヴィン・デ・ブライネが「ファントムGTは素晴らしい。自分のプレーをするために求めるニーズをまさに叶えてくれています。キャリアの中で履いてきたスパイクのなかでも最高のタッチと触感で、発売が待ちきれません。完璧なスパイクをNikeが作ってくれました」と語る、ファントムの最新モデル。

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ローンチモデルとしてホワイトとブラックの2色が展開される『ファントムGT』は、8月4日よりNike.comおよび一部の専門店で発売。『ファントムGT アカデミー フライイーズ FG』は9月に発売される予定だ(税込9,900円)。

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