リオネル・メッシの退団騒動に揺れるバルセロナ。渦中のメッシがついに口を開いた。『Goal』スペイン版のインタビューに応じて、心中を明かしたのだ。
メッシは会長を含めたクラブ側に昨シーズンを通して退団の意思を伝えていたという。その理由は自分が身を引く時だと確信したからだそう。
リオネル・メッシ
「このクラブには若手や新しい選手が必要であり、バルサにおける自分の時間は終わったと思った。
とても申し訳ない気持ちでもあった、ここでキャリアを終わらせたいとずっと言ってきたからね。
自分には変化が必要だと感じた、新しい目標や新しいことも。
とても難しい年だった。練習でも試合でもロッカールームでも苦しむことが多かった。
この決断についてずっと考えてきた。会長はずっとシーズン後に残留か退団を決められると言っていたが、その約束を守らなかった。
僕は自由に退団できると思っていた。今の彼らは僕がそれを6月10日までに言わなかったという事実にしがみついている。
その時期はこの酷いコロナウイルスがシーズン全てを変えてしまい、僕らがリーガを戦っていた真っただ中だった。
それが、僕がこのクラブで続けるであろう理由だ。
このクラブで続ける理由は、会長から退団する唯一の方法は7億ユーロの(リリース)条項を支払うことだと告げられたからだ。それは不可能だ。
法廷闘争に持ち込むという別のやり方もあった。僕がバルサと法廷で争うことは決してないだろう。
僕が愛するこのクラブは自分に全てを与えてくれたからさ。
何があっても、バルサへの愛情は決して変わらないよ」
フリーで退団することが許されなかったため残留を決めたというメッシ。契約が満了になる2021年6月末まではバルサでプレーを続けるようだ。
インタビューで本音を吐露したメッシの表情がこちら。
格好はTシャツに短パン、サンダルというかなりラフなものだ。
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ただ、『Eurosport』によれば、マンチェスター・シティはメッシ獲得を諦めていないという。当初より1年遅れるとなる来夏にフリーでの獲得を目指すとのこと。
シティ側はメッシと父ホルヘとの交渉再開に自信を持っており、ジョゼップ・グアルディオラ監督も古巣との法廷沙汰を避けることができて安堵しているとも。