混迷するバルセロナの新指揮官に任命されたロナルト・クーマン監督。時に強権的な手腕を振るうこともあるとされている。

エヴァートンを指揮した際には構想外にしたセネガル人FWウマール・ニアセに対する仕打ちも話題になった。2017年にニアセは『BBC』のインタビューでこう述べている。

ウマール・ニアセ

「クーマンがやってきた時、僕は破壊されるための標的にされた。

彼はそうしようとしたが、僕には留まるに十分な強さがあった。

僕はプレミアリーグに来るために相当なハードワークをしてきたので、このリーグに残らなきゃならなかったんだ。

彼的には僕を退団させるためにハードワークをした。よくないことを色々とやろうとしていた。

彼は僕からロッカーや背番号を取り上げた。食堂からも追放され、リザーブ行きを命じられた。そこにも僕のロッカーはなかった。

とても厳しかった。対処するためにとても強い心構えが必要だった、クラブでまったくリスペクトされなかったからね。

“奴隷制”という言葉を使うのはいきすぎだけど、とても厳しかった」

「君はいらない」、「君は不十分、そういうことだ」と通告されたうえ、「君は我々と一緒に食事はしない。ユースチームと一緒に食べるんだ」と宣告されたとも。 

また、トップチームの背番号とロッカーを剥奪されたうえ、リザーブチームでもロッカーを与えられなかったとか。

エヴァートンでは活躍できずに苦しんだニアセ。ただ、ローンされたハル・シティではリヴァプールを沈めるこんな値千金ゴールを決めている(以下動画2分56秒~)。

電光石火のカウンター炸裂!ニアセに真っ先に飛び付いたのは、現リヴァプールのアンディ・ロバートソンだ。

【関連記事】最悪の形でチームを去った「喧嘩別れ移籍」7選

エヴァートンでは42試合で9ゴールに終わったニアセ。今夏クラブを退団して無所属になっている。

【厳選Qoly】東南アジア最強を決める三菱電機カップで日本出身選手が躍動!活躍する日本出身の5選手を紹介