先月21日に新型コロナウイルス感染が判明したマンチェスター・シティのドイツ代表MFイルカイ・ギュンドーアン。
彼はすでに回復しているが、「つらかった」と闘病経験を振り返った。『Bild』に対してこう明かしたという。
イルカイ・ギュンドーアン
「(闘病中は)きつかった。
まずは手足が痛くなった。その後、完全にへとへとになり、味覚がなくなってしまったんだ。
本当に気分が悪くて、しばらくはベッドに横たわっていたよ。
数日経ってから徐々に回復した。今のところ元気だし、体調を取り戻したよ。
検査結果が陰性になって隔離期間を終えることが出来た後、マンチェスターでのチームトレーニングに復帰した。
アスリートとして自分はリスクグループには入っていないので、その点ではとても幸運だといえる。
だから、自分の経験を悲劇的にも家族や友人を亡くした人達のものと比べることはできない。
それでも、感染した人間として、人としての役目として、大衆に現在の状況と進展についての警告をしたい。
誰もがよりルールを守る必要がある。ディスタンスを保ち、何よりもマスクを着ける。
リスクがある人達が何百万人もいる。
例え自らは大きなリスクに晒されていないとしても、自分たちの責任を果たさなければいけない」
感染した場合に命の危険がある人達のために防止対策をあらためて徹底すべきと述べていたようだ。
英国では公共の場でのマスク着用が義務付けられており、違反した場合には200ポンド(2.7万円)の罰金を科される可能性があるそう(11歳以下の子供などは免除)。
バーミンガムではマスク着用を巡って口論になった16歳の女性が顔面を蹴られるというショッキングな事件も起きている(以下動画15秒~)。
これはショッキング…。
【関連記事】シティにいたことが「忘れられかけている」10名のスター選手
顔面を蹴った男は「俺が言っているのはマスクを着けろということだけだ!自分は人種差別主義者ではないが、このウイルスは黒人やアジア人により多い。マスクを着けろ」などと叫んでいたようだ。