9月から断続的に紛争が続いているアルメニアとアゼルバイジャン。停戦交渉が数回合意に至ったものの、そのたびすぐに戦闘が再開する状況となっている。
その対立の中、サッカー界でも大きな問題が起こっていた。
その原因となったのは、久保建英が所属するビジャレアルが対戦したことでも知られるカラバフFK(アゼルバイジャン)の広報責任者ヌルラン・イブラヒモフ氏。
彼は自身のSNSに「老いも若きも、そして男女も区別なく、すべてのアルメニア人を抹殺すべし」と投稿。
それがアルメニアサッカー協会の知るところとなり、「サッカーに憎悪を広めるものだ」としてUEFAに訴えを起こしていた。
そしてUEFAの懲戒委員会は今回イブラヒモフ氏に対して「サッカー活動の生涯禁止」を言い渡し、カラバフには10万ユーロ(およそ1200万円)の罰金処分を課したと発表した。
ただ、この禁止はUEFAの管轄下のみで適用されるものであるため、現在FIFAに「罰則を全世界に拡大させてほしい」と要請している状況であるのことだ。