昨年限りで現役を引退した元日本代表DF内田篤人氏。DAZNで彼の初冠番組である『Atsuto Uchida's FOOTBALL TIME』が配信されている。
この日は同じく昨年限りで現役を引退した佐藤寿人氏が番組に登場。Jリーグで通算200ゴール以上を決めた稀代の点取り屋は、193試合連続無警告という記録も持っている。
佐藤寿人はイエローカードを貰うことなくフェアプレーに徹した理由をこう明かした。
佐藤寿人
「190試合ちょいぐらい貰わなくて…。
(ガンバ大阪戦で)別にいかなくてもいいルーズボールを井手口選手と競り合って、ちょっと厳しいなと思ったんですけど、結果イエロー出ちゃって。その時、イエローが出ただけでスタジアムが『わぁ…』って(笑)」
「(審判への文句を)若い時はすごい言っていて、多分レフェリーの方もうるさいヤツだなっていう認識だったと思うんですけど。
唯一のプロのキャリアで出場停止処分を受けたのが、2006年のちょうどサンフレッチェ広島が残留争いをしていて、そういう最中で出場停止を受けて、その試合をテレビで見なきゃいけない。で、自分は何をやってるのかな…っていうのが正直あって。
イエローカードの中身を見たら、全然チームのため(のプレーではなかった)、それこそ、ディフェンスの選手が自分のミスでもないのにチームのために体を張ってファウルをしてイエローとかじゃ全然ない。
レフェリーに必要のない文句を言ったり、抗議をしたりっていうのがあったので…。
その時に、いやもうカード貰っちゃいけないなというのと、やっぱりリスペクトしなくちゃいけないなっていう風に思いましたね」
これを聞いた内田は「かっこいい…これ聞いてほしいな。感情を抑えきれないFWのわがままな諸君」と感心しきりの様子だった。
ポジションが違うので比べることに意味はないが、内田はプロ通算374試合でイエロー48枚・一発レッド1枚、佐藤寿人は通算684試合でイエロー24枚を貰っている。