先日から大きな話題の一つになっているインテルの買収問題。

オーナーを務めている中国企業の蘇寧グループは現在インテルの株式を過半数売却する方針を示しており、イギリスの投資会社などと交渉していると伝えられる。

以前は「よりインテルを成長させるために資金を調達しようとしている」と意図が語られていたが、『La Repubblica』の報道では違った見方がされているようだ。

【動画】インテルと蘇寧グループ、うまくやれていたように見えるが…

蘇寧グループがインテルの株を売却する理由は、中国政府がサッカーへの関心を薄れさせていることから、投資に関する新たな規定が加わったため…であるとか。

7年前に中国政府は各企業にサッカーへの投資を奨励し、スポーツビジネスにおける存在感を高めようとしていた。

しかしそれからしばらく経ち、現在中国政府は逆に「サッカーへの投資は奨励できないもの」と見なしており、もはや国の発展に不必要なものだと考えているそうだ。

蘇寧グループも新型コロナウイルスの影響によって債務が膨らんでおり、政府からの支えもなくなったことから、株式を手放すことを決めたという。

確かに資金を必要としているだけであれば株式を過半数売却しなければならないわけではなく、ある程度の割合で抑えてもよいところであるが…。

なお、インテルは現在新しいスタジアムを建設するためのプロジェクトをスタートしているが、蘇寧グループの管理が不安定になったため延期されているとのことだ。

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