チェルシー9番:カリト・ブーラルーズ

ユース時代はビッグクラブのトライアウト落選も経験したが、そこからオランダ代表にまで上り詰めたDF。23試合に出場したチェルシーではDFながら9番を着用した。

カリト・ブーラルーズ

「トップチームのストライカーになるのが夢だったんだ。だから『これなら否応なしでできるかも』と思った。

冗談だよ、移籍したのが本当にギリギリだったので、リーグ戦はすでに始まっていた。

契約したのはボロ戦の2日前で、試合出場が認められたのは前日。

番号を選ばなくてはいけなかったんだけど、クラブのキットマンが最初に提示したのは9番だった。その次は45番、47番…。

『こんな番号でプレーしたくないな』と思ったので、『OK、9番をくれ』と言ったんだよ」

「試合当日、ホテルで彼(モウリーニョ監督)からなぜ9番にしたのか聞かれた。

47番とか49番でプレーしたくなかったからと伝えて、『分かりますよね?』と聞いたら、『だが、2番も空いてたぞ』と言われてしまった。

『なんてこった』と思ったよ。キットマンが僕を騙したのかもね」

また、同じように1年でブルーズを去ったシドウェルも守備的MFながら9番を着けた。