かつてアーセナルで長く指揮を執ってきたアーセン・ヴェンゲル氏。現在はFIFAのグローバル開発ディレクターを務め、サッカーの様々なことを改革しようとしている。
今回『Le Parisien』のインタビューに応えた彼は、現在の過密化が進むスケジュールに対し、再編成が必要な状況にあると指摘。
またインターナショナルマッチウィークについては削減が必要という一方、大会も整理してビッグイベントのみにしたいという考えを明らかにしたそう。
アーセン・ヴェンゲル
「インターナショナルマッチウィークを増加させていいのかどうか、それは我々に責任がある。
社会の進化と果たして一致しているのかどうか?それらすべてを再編成して、国際Aマッチデーも再構成しなければならない。
解決策の一つは、2年ごとにワールドカップとEURO(各大陸選手権)を開催して、その他の大会はすべてやめることだよ。
一部の人はワールドカップを2年ごとにすると競争の価値が落ちるというが、それによって威信が失われることはないだろう。
UEFAチャンピオンズリーグは毎年開催されているが、そこには非常に大きな権威があるではないか。
人々は重要な試合、重要な競争を見たがっているのだ」
また、過密なスケジュールや大会の乱立はドーピングや組織の腐敗などのリスクも高める…とヴェンゲルは警告しているようだ。