今月行われるインターナショナルマッチウィーク。各国ではワールドカップ予選など国際試合が開催され、選手はそれぞれの代表チームに合流する。
しかし現在新型コロナウイルスの影響で渡航が難しくなっており、FIFAは「検疫が必要になる選手は代表に送り出さなくても良い」という新しいルールを制定していた。
マンチェスター・ユナイテッドではブルーノ・フェルナンデスがその対象となっており、彼が所属するポルトガル代表は今回アゼルバイジャン戦、セルビア戦、アゼルバイジャン戦を控えている。もしそこに合流すれば、イギリスに帰ってきたあとにホテルでの隔離が必要になり、4月3日のブライトン戦と10日のトッテナム戦に出場できなくなる。
『Besoccer』によれば、マンチェスター・ユナイテッドのオレ・グンナー・スールシャール監督は以下のように話したという。
オレ・グンナー・スールシャール
「我々はまだそれらを話し合ってはいないが、10日間の隔離が必要になることが分かっている選手を失うわけにはいかない。
給料を支払っているのは我々であるから、選手が代表チームに合流することを止める権利はあると理解している。
FIFAは隔離が必要な選手を送り出さなくてもいいというルールを制定したので、危険地域でプレーさせるのは難しいだろう。
ブルーノ・フェルナンデスにはブライトン戦の準備をしてほしいし、トッテナム戦に出てほしい。もちろんそうしてもらうつもりだ」
【動画】WBA戦、鮮やかなボレーを叩き込むブルーノ・フェルナンデス
給料を支払っているのはクラブ側であるため、中心選手をこの時点で失うわけには行かない…という。スールシャール監督は現段階でブルーノ・フェルナンデスを代表に送り出す考えはないようだ。