2022年のワールドカップを開催するカタールだが、移民労働者をめぐる人種問題を指摘され続けている。
ノルウェーではW杯をボイコットすべきという声が上がるなど、欧州では抗議の声が強まりつつある。
ただ、大物代理人であるミーノ・ライオラ氏は選手たちを政治的な動きに巻き込むなと苦言を呈したようだ。同氏はズラタン・イブラヒモヴィッチ、ポール・ポグバ、マタイス・デリフトらを顧客に抱える有名エージェント。『NOS』によれば、こう述べたという。
ミーノ・ライオラ
「プレーする場所を決めたのは、選手たちではない。
選手たちを利用したいのなら、彼らにどこでプレーしたいかのかを言わせてあげなければいけない。
選手たちにプレッシャーをかけて、彼らに政治的ゲームをさせるのはおかしい。
代表チームを通じて声明を出すのではなく、選手が個人的な立場で行動を始めるほうがはるかにいい」
【写真】カタール代表が帰化させた・帰化させそこなった“反則”外国人5名
選手たちを利用するために声を上げろと圧力をかけるのはおかしいと考えているようだ。