今季限りでマンチェスター・シティとの契約が満了になる予定となっているアルゼンチン代表FWセルヒオ・アグエロ。すでにクラブからは退団がアナウンスされており、特別なことがなければチームを離れる。

そして今回『Jugones』に出演したジャーナリストのホセ・アルバレスが報告したところによれば、アグエロの代理人は現在バルセロナを訪れて交渉を行っているという。

レポートでは「今後数日間の交渉次第で、アグエロの将来に関係する動きがあるかもしれない」と伝えられている。

また「アグエロ自身がバルセロナでメッシと再会したいと考えており、クラブもそれを真剣に検討している」そう。

ただ『Deportes Cuatro』によれば、状況はそう簡単ではないようだ。

バルセロナの会長を努めているジョアン・ラポルタ氏は、アグエロの獲得については歓迎している一方、最優先事項であるとは考えていない。

そのためもしアグエロを獲得するのであれば、その前に2つの条件を満たすことが必要になるのだそう。

一つは、アグエロが「給与はマンチェスター・シティ時代の半分」という条件を呑むこと。ちなみにアグエロの現在の年俸はおよそ1200万ポンド(18億円)程度であると伝えられている。

もう一つは、バルセロナはメンフィス・デパイやアーリン・ホーラン、ラウタロ・マルティネスら別の強力なストライカーを獲得する予定となっているため、絶対的なレギュラーにはなれないという立場を受け入れること。

もちろん、バルセロナがその補強に失敗する可能性もあるわけであるが…。

【写真】欧州に羽ばたくに違いない「南米の超タレント」11名

ともかく、ジョアン・ラポルタ会長とロナルト・クーマン監督はアグエロの獲得を最優先事項とは考えておらず、むしろメンフィス・デパイとジョルジニオ・ワイナルドゥムの補強に注力しているそうだ。

【厳選Qoly】J1昇格PO進出はどっちだ!?モンテディオ山形、ジェフユナイテッド千葉を追う二記者のガチプレビュー