先日プロテニスプレーヤーの大坂なおみ選手がうつ病に苦しんでいることを明らかにし、全仏オープンの出場を断念することを発表した。
スポーツ選手に関するメンタルヘルスの問題はこの数年非常にピックアップされることが多くなっており、様々な選手がカミングアウトを行ってきた。
かつてイングランド代表としてプレーしたボビー・ザモラは、現役中にも引退後にもそれに苦しんだ経験を持つという。
とくにこのコロナパンデミックの状況で不動産や旅行ビジネス、さらにコーチング業など彼のビジネスに大きなダメージがあり、カウンセラーによる治療を受けている状況だという。
ザモラは「メンタルに苦しんでいる選手は、それを積極的に公言し、すぐ治療に努めてほしい」と訴え、『StorongMen』のロゴとともにムキムキボディを披露した。
ボビー・ザモラ
「私は典型的な『男』だった。今まで何も話したことがなかった。
しかし今年は人生、家族、ビジネスなどすべての面で大変な年だった。誰かと話す必要があると感じる段階に到達し、そして助けられた。
人は脆弱なものだ。しかしそのように人とつながることで、胸につかえたものを取り除くことができ、緩和されたと感じられるのだ」
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『StorongMen』はメンタルヘルスの問題に取り組んでいる非営利団体で今回、『#BareYourself』のスローガンとともに写真を共有し、5ポンドの寄付とともに5名の友人を指名して広めていく…というキャンペーンを展開している。